2010年10月30日土曜日

ブラジルの危険地域情報


 ブラジルにおいては、失業者や路上生活者の数が依然として高水準のま
 ま推移しており、一般犯罪が増加しています。特に、サンパウロやリオデ
 ジャネイロの大都市圏、エスピリト・サント州の大ヴィトリア圏及びブラ
 ジル北東部に位置するペルナンブコ州大レシフェ圏やバイア州サルバドー
 ル市での犯罪発生率は極めて高く、また、犯罪の手口も凶悪化し、多くの
 犯行に銃器が使用されています。

  麻薬等に絡んだ組織的な犯罪も依然増加傾向にあり、特にリオデジャネ
 イロ及びサンパウロにおいて、ファベーラ(スラム街)を活動拠点とする
 犯罪組織間の抗争事件又はこれら組織と治安当局との間の銃撃戦が後を絶
 たない状況です。ファベーラ周辺での流れ弾による被害や路線バスが無差
 別に放火される事件も発生し一般市民にも犠牲者が出ており、状況は深刻
 化しています。日系団体等所在地及び在留邦人居住区においても銃器を使
 用した侵入強盗、路上窃盗及び車両強盗等の凶悪犯罪が多発しています。

  誘拐事件に対しても引き続き警戒が必要です。特に、都市部では夜間を
 中心に「短時間誘拐」(「電撃誘拐」ともいわれ、金品や車両を強奪する
 ために被害者に対し銃等を使って脅迫し、一時的に拘束するもの。ATM等
 で現金を引き出させたり、携帯電話や車両を奪った後に連絡手段のない市
 街から離れた場所で解放するのが一般的な犯行パターン。)が多発してい
 ることから、防犯対策に留意し、行動する時間帯や場所等に十分注意する
 必要があります。

  なお、2006年以降、日本人及び日系人を標的にした振り込め詐欺事件が
 急増しています。

 ●サンパウロ州大サンパウロ圏及びカンピーナス市、リオデジャネイロ州
  大リオ圏、ペルナンブコ州大レシフェ圏、バイア州サルバドール市及び
  エスピリト・サント州大ヴィトリア圏
    :「十分注意してください。」(継続)
 ●パラー州大ベレン圏及びアマゾナス州大マナウス圏
    :「十分注意してください。」

この地域のうち一部地域への渡航、滞在にあたっては、日本の外務省から十分注意するよう、危険情報が出されています。
最新版や詳しい情報は外務省海外安全ホームページで公開されています。

ブラジル(ポルトガル語 : Brasil)は南アメリカ大陸の北東部にある国である。南米最大の人口と面積を持つ国。

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